【ウディタ講座】起動ランチャーとは?

良ゲーは、同じエディタで作られているはずなのにどこか違っていることが多いです。ゲームを起動する段階でもう違うこともありますね。今回は「ゲームを起動するアレ」、すなわち起動ランチャーのお話です。

起動ランチャーとは

ウディタは本来、Game.exe という赤いオオカミのファイルからゲームを起動します。

ツクールだとだいたい剣を掲げた勇者の絵ですね。

 

でも、凝ったゲームだと別の実行ファイルになっていることがあります。

ツクール2000を例にすると、かつて激熱だったコンパクという公式コンテストで絶大な人気と存在感を誇ったヒデさん、辺境紳士さんの『今の風を感じて』DL:Vector)。

これが起動ランチャーです。

ゲームによってはフォルダにファイルがあふれて、実行ファイルを見つけづらくなるため、わかりやすい場所にある起動ランチャーから本来の実行ファイルを呼び出そうというわけなんです。

作者サイトへの誘導なんかもできますので、ユーザビリティ的にも助かりますよね。

なにより、あるとカッコイイ。

作品を手に取ってくれたプレイヤーさんに、いきなり「おっ」と思わせることができるでしょう。

 

こんなのが配布されています

ウディタそのもので起動ランチャーは作れません。

適当なプログラム言語を学んで、コマンドを打ち込んで exe を作ってとやらなくてはなりません。でも、ふつうはプログラム言語を使わず手軽にゲームを作りたくてウディタを使っていますよね。

起動ランチャーが欲しければ、既存の配布物をお借りするのが手っ取り早いはず。

 

たとえば、こちらです。

 

それぞれ使い方は配布元サイトさんの説明に従ってください。

 

それとも作ってみる?

起動ランチャーのやっていることは、言ってしまえば「自分の近くにあるGame.exeやReadMe.txtという名前のファイルの検索と実行」です。

これぐらいなら、プログラミング素人でも自作もできるかもしれません。

いいものが作れたらウディタなどに限らず、パソコンの普段使いが便利になったりもします。よく使うブラウザやソフトのショートカット集が作れてしまうので、捗るわけです。

HSP(Hot Soup Processor)というゲーム制作用で超かんたんと評判のプログラム言語がありまして、コチラにずばりランチャー自作方法のページがあります

見ていただけるとわかるのですが、ものすごく短いソースコードです。

これはつまり、ウディタやツクールでちょっとフラグ管理の大変な会話イベントを作るよりもずっと短い行数で、ランチャーが作れるっぽいということ。

挑戦する価値はありとみました。

 

やってみた

上記HSP講座さんをもとにして、最初に紹介したよさげな起動ランチャーっぽいものを作ってみました。

細かなコマンドの仕組みなどは、別の講座サイトさんを調べていただければわかりますので、ここでは一つの完成形をボンと載せてしまいます。

レイアウトの都合でインデントが消えちゃってますが、ご容赦を。

#packopt hide 1
sdim list, 256
screen 0,350,240,8:title “Game Launcher”
filepath = dirinfo(0) + “\\Game\\LauncherBG.jpg” ;本来のGame.exeと同じフォルダ内にランチャー背景用の画像を置く。
picload filepath,1
objsize 110,50 :pos 120 ,110 :button “ゲーム起動”,*Game
;下段ボタン描画
objsize 90,30 :pos 80,185 :button “ReadMe”,*TXT
objsize 90,30 :pos 170 ,185:button “作者サイト”,*URL
stop

*Game
filepath = dirinfo(0) + “\\Game\\Game.exe”
exec filepath
end;ゲームexe起動時のみランチャーは終了

*TXT
filepath = “notepad.exe “+dirinfo(0) + “\\Game\\ReadMe.txt” ;本来のGame.exeと同じフォルダ内のリードミーを呼出。
exec filepath
stop

*URL;配布元のURLなどに差し替えてください。
exec “http://donichi-game.com”,16
stop

以上のソースを、HSPエディタで入力して実行ファイルとして出力すれば起動ランチャーの出来上がりです。

ウディタ的に言えば「メニュー(ランチャー)のピクチャ描画」「各種ボタンが押された際のラベル設定」「ラベルジャンプした先で実行する処理の指定」というパートに分かれているのですね。

 

さて、以上のソースの実行ファイルを起動すると、こんな感じ。

「SampleProject」というフォルダのなかに、起動ランチャーのexeと、通常のゲームのフォルダ「Game」(中にGame.exeやReadMe.txt、ランチャー用の背景画像)を置くようにしてください。

 

HSPのインストール手順は、このあたりを参考に

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